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イゴール再び@ヨシミフ

inヴェネツィア

酒場へと向かう毅然とした足取りの女性がいた。
酒場の中にはマスターと一人の男性が談笑しているようだ。

ヨシミフ:「マスター、ちょっといいかしら?副官イゴールを呼んでいただきたいのだけれど」
酒場のマスター:「あぁ、あんたはこの前の。ダメだったのかい?」
ヨシミフ:「えぇ全然ダメね。口ばっかり」
マスター:「そうか・・・」

続く言葉もなく談笑していた男性をマスターが見る。

男性:「あぁ俺のことなら気にせず話をすすめてく」

なにやら楽しそうなようだ。

ヨシミフ:「今度はちゃんと使えるイゴールなんでしょうね?じゃないとまたクビにするわよ」
男性:「よぉ、ちょっと口を挟ませてもらうが、有能なら普段の態度や言動は気にしないのかい?」
ヨシミフ:「えぇ、ホントに有能ならね」
男性:「面白い。その話乗った!」
ヨシミフ:「?」

マスターが苦笑しながら

マスター:「実はそいつがイゴールなんだよ」
ヨシミフ:「・・・そう。全部聞いてたってわけね。まぁいいわ。
      口だけじゃないことを証明してもらうから」
イゴール:「ok。気に入らないならいつでもクビにしてくれ。
       こいつは俺とあんた・・・いや船長サンとのゲームだからな。恨みっこなしだぜ?」

こうして、第2のイゴールは雇われたのであった。



ハンス:「・・・イゴールのやつ、こんな失礼な態度でスカウトされたとは・・・。
     まぁどおりで普段の態度や言動が悪い割りには船長に注意されないわけか」

イゴールのメモを読んだあとに呟くと、それまでのように黙々と原稿をまとめるのであった。


テーマ : 大航海時代Online - ジャンル : オンラインゲーム

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