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分岐@ヨシミフ

ティレニア海にて。

喚声や、雄たけび、また砲弾が行きかう音が絶え間なく聞こえてくる。

船員A:「左舷、全砲門装填完了です」
ヨシミフ:「了解。敵船が左舷射角に入り次第、第1、3砲門は斉射。
      第2砲門は命中を確認後、撃ちなさい」

船員B:「左舷敵船、射角入ります!」
ヨシミフ「撃ぇぇぇ!」

次々と命中が確認される。

船員A:「第1、3砲門命中多し。続いて第2砲門も命中が多数確認されます」
ヨシミフ:「よし、次の獲物に行くわよ!」

船員C:「せ、船長、敵船が白兵をしかけてきます!」
ヨシミフ:「すぐに撤収の鐘を。敵の有利な白兵になんて付き合わないの!
      砲撃戦に移行して!」

イゴール:「うぉおおおおおおお、かかってこいやぁぁぁ」

イゴールは鐘の音が聞こえていないのか、白兵で敵と戦っている。

ヨシミフ:「あのバカは毎回毎回・・・。
      鐘を引き続き鳴らして。すばやく撤退!」

なんとか撤退し、海賊の掃討も完了。最寄の湊に寄港すると

ヨシミフ:「イゴール、いい加減にしなさい。何度言えばわかるの?
      ガレー相手に白兵するなと、前も言ったはずよ」
イゴール:「ふん、敵に背を向けるなんて出来るか。
       それにいーじゃねーか、俺様の活躍もあって掃討は成功してるんだしよぉ」
ヨシミフ:「活躍?船員に無駄な被害を出すことが?アンタのバカな振る舞いに
      付き合わされてどれだけ被害が大きくなってるかまだわからないの?」

これまでにもこのような命令違反が何度もあったようだ。

ヨシミフ:「・・・もぉいいわ。」
イゴール:「へっ、説教はおしまいかい。じゃあな、仕事に戻るぜ」
ヨシミフ:「戻る必要はないわ」
イゴール:「?」

イゴールは怪訝そうな顔をしている。

ヨシミフ:「仕事はもうしなくていいわよ。クビよ、クビ。
      兵長として戦術を全く理解しない、見張りにしても全方位に注意を向けられない・・・」

厳しい口調で、なおも続く。

ヨシミフ:「何よりも船大工に必要な船医特性が低すぎる。
      最初に言ってたわよね?船大工としての腕が欲しいと」

イゴールに反論させる間もなく言い放つ。

ヨシミフ:「海事全般、また造船としての腕がないアナタはこの船には必要ないわ。
      どこへなりとも好きなところへ行きなさい!」

ヨシミフ:「じゃあね」

別れの言葉は多少穏やかではあったが硬い決意が含まれているのは明白だった。
そして、ヨシミフはイゴールには目もくれず修理中の船に戻っていく。

イゴールは唖然としたまま立ち尽くし、ただ見ているしかなかった。
『元』船長の後ろ姿を。


テーマ : 大航海時代Online - ジャンル : オンラインゲーム

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